担当課: 生涯学習課

十三仏笠塔婆(じゅうさんぶつかさとうば)


まんのう町指定有形文化財(建造物)

所在地:まんのう町四条(しじょう)
指定年月日:平成14年3月19日

 四條本村(ほんむら)の立薬師(たてやくし)本堂に向かって左の小堂に祀られた凝灰岩製(ぎょうかいがんせい)の石造物である。
 塔身(とうしん)正面に十三仏を表す像容、左側面上部に金剛界大日如来(こんごうかいだいにちにょらい)を表す梵字(ぼんじ)、右側面上部に胎蔵界大日如来(たいぞうかいだいにちにょらい)を表す梵字が彫られる。
 側面下部の銘文(めいぶん)により四條村の一結衆(いっけつしゅう)によって永正(えいしょう)16年9月21日に造立されたことがわかる。
 塔身の高さは58㎝、幅と奥行は28㎝で二段組の台座40㎝の上に立ち、笠と五輪塔の空輪が乗せられており総高は142㎝である。



立薬師


四つ足堂(よつあしどう)



まんのう町指定有形文化財(建造物)

所在地:まんのう町勝浦(かつうら)
指定年月日:平成18年2月10日

 旧阿波街道沿いに建つ素朴な茶堂(ちゃどう)である。粉ひき地蔵が安置され、街道を行き交う金比羅(こんぴら)参りの旅人が休んだ。
 茶堂は二間四方(ふたましほう)で正面に地蔵を祀り三方は吹き抜けである。屋根は茅葺(かやぶき)の入母屋造(いりもやづくり)である。現在の茶堂は明治初め頃の再建で、江戸時代末期の古い様式を残している。
 平成30年、地元の下福家(しもぶけ)自治会によって屋根の修理(差し茅)が行なわれ、建築当時と同じ姿を保っている。

※現在、屋根の一部が補修中のためシートで覆われています




金剛寺十三重塔(こんごうじじゅうさんじゅうとう)


まんのう町指定有形文化財(建造物)

所在地:まんのう町炭所東(すみしょひがし)
指定年月日:平成22年11月30日

 鎌倉時代後期の石塔(せきとう)。凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)製で、第10層までが山門(さんもん)前の通路東側に立ち、第12・13層とみられる部材が境内にある。塔身には東面に種字(しゅじ、仏を表す梵字)が刻まれている。
 香川県内に現存するこの時代の十三重塔は白峰寺(しろみねじ)の3基と金剛寺の1基のみである。同じく町の有形文化財に指定されている金剛寺遺物の経筒(きょうづつ)等とともにこの時代の仏教文化を知る上で貴重な遺物である。  




絹本著色阿弥陀三尊像(けんぽんちゃくしょくあみださんぞんぞう)


まんのう町指定有形文化財(絵画)

指定年月日:昭和59年8月1日

 本書は阿弥陀如来(あみだにょらい)が観音(かんのん)・勢至(せいし)の二菩薩(ぼさつ)を伴って来迎(らいごう)する様子が描かれたもので、鎌倉時代末期の作とされる。
 三尊の納衣(のうえ)や裳(も)の部分に使われた細かい截金(きりかね)文様が見事である。脇侍(わきじ)の観音・勢至の両菩薩が上下に描かれ動きを感じさせる。光背(こうはい)の火炎は天台宗(てんだいしゅう)系知恩院(ちおんいん)派の画風をしのばせる。
 本書の大きさは縦149㎝、横69㎝である。  



絹本著色阿弥陀如来像(けんぽんちゃくしょくあみだにょらいぞう)


まんのう町指定有形文化財(絵画)

指定年月日:平成9年7月1日

 本書は光明(こうみょう)四十八条の阿弥陀如来(あみだにょらい)を描いたものである。
 明確な制作年代は不明であるが、像容や絹の状態から見て室町時代後期の天文(てんぶん)年間頃に描かれたものと考えられる。後世の補彩(ほさい)が認められるが、比較的目の粗い絹本に截金(きりかね)を使い衣紋(えもん)の模様を繊細に表現している。
 本紙の大きさは縦69.7㎝、横32.6㎝である。  


木造地蔵菩薩立像(もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)


まんのう町指定有形文化財(彫刻)

指定年月日:昭和58年3月24日

 本像は室町時代の作とされる。
 頭を丸めた通形の地蔵菩薩で、ふくよかな頬をもつ面相は慈悲の相を巧みに表している。衣紋(えもん)も繊細な彫技によって造形され、特に腹前の衣紋は見事に表現されている。
 桧材(ひのきざい)の寄木造(よせぎづくり)の素木(そぼく)の像である。眼には玉(ぎょく)をはめており、像高は77.5㎝である。  


木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)


まんのう町指定有形文化財(彫刻)

指定年月日:昭和58年3月24日

 本像は鎌倉時代の作とされる。
 穏やかな表情の中にも厳しさを秘め、力強い彫技がいかにも鎌倉期の様式を思わせる。納衣(のうえ)全体に繊細優美な截金(きりかね)文様を施しており、華美にして荘厳な像である。桧材(ひのきざい)の一木造(いちぼくづくり)で像表面には金箔を漆で貼っている。眼には玉(ぎょく)をはめており、像高は31㎝である。


木造薬師如来立像(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)


まんのう町指定有形文化財(彫刻)

指定年月日:平成19年2月27日

 本像は室町時代の作とされる。
 伏し目がちで締まった口元、豊かな頬と大きな耳、全てが温雅で健康的である。衣紋(えもん)は左右対称に美しく表現される。薬師如来の多くは左手に薬壺(やっこ)をのせるが、本像は掌に小さな宝珠(ほうじゅ)をのせる。桧材(ひのきざい)の一木造(いちぼくづくり)で像表面には金箔を漆で貼っている。眼には玉(ぎょく)をはめており、像高は53㎝である。


蓮如筆執持鈔文(れんにょひつじしょうぶん)紙本墨書(しほんすみがき)


まんのう町指定有形文化財(書跡)

指定年月日:平成9年7月1日

 本書は室町時代の作と考えられる。
 本願寺第八世蓮如が「執持鈔」の文の一部を掛幅にするために抜き書きしたものである。「執持鈔」は本願寺第三世覚如(かくにょ)によって撰述された。このうち第二条目と第五条目の一部分を抜き書きしている。
 蓮如の動静や筆法により、蓮如晩年の70歳以降に記されたと考えられる。本紙の大きさは縦84.2㎝、横37.5㎝であり、同寸のものが双幅存在する。  


安造田東3号墳遺物(あそだひがしさんごうふんいぶつ)


モザイクガラス玉

まんのう町指定有形文化財(考古資料)

出土地:まんのう町羽間(はざま)
指定年月日:平成19年11月30日

 安造田東3号墳は7世紀初頭に造られた円墳(えんぷん)である。
 平成2年に行われた発掘調査の結果、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)付近より、県内では珍しい子持ち高坏(こもちたかつき)、台付三連壺(だいつきさんれんこ)を含む70点にも及ぶ須恵器(すえき)や、鉄製馬具(てつせいばぐ)、鉄器(てっき)、ガラス製品など多彩な副葬品(ふくそうひん)が出土した。そのうち特に重要な108点の遺物が町の文化財に指定された。
 中でも最大径1.45㎝のモザイクガラス玉は、2世紀ごろの西アジア(ササン朝ペルシャの領域)産と考えられ、国内では他に出土例は確認されていない。


安造田東3号墳



金剛寺遺物(こんごうじいぶつ)


陶製経筒外容器

まんのう町指定有形文化財(考古資料)

出土地:まんのう町炭所東(すみしょひがし)
指定年月日:平成21年3月31日

 金剛寺裏山の金剛院経塚より、昭和37年の発掘調査によって経筒(きょうづつ)などの遺物が出土した。
 遺物は12世紀前半から13世紀前半に作られたもので、この地において100年の長きに渡り連綿(れんめん)と経塚が造られていた事がうかがえる。
 遺物のうち保存状態の良い鉄製経筒(てつせいきょうづつ)1点、陶製経筒外容器(とうせいきょうづつがいようき)9点、陶製経筒外容器蓋(とうせいきょうづつがいようきふた)9点、銅鏡(どうきょう)1点が町の文化財に指定された。

金剛院経塚



弘安寺廃寺遺物(こうあんじはいじいぶつ)


十六葉細単弁蓮華文軒丸瓦

まんのう町指定有形文化財(考古資料)

出土地:まんのう町四条(しじょう)
指定年月日:平成22年3月31日

 弘安寺廃寺はまんのう町四条本村(ほんむら)にかつて存在した古代寺院である。境内(けいだい)は方一町(ほういっちょう、約109m)以上と考えられる。
 出土した瓦は飛鳥(あすか)時代後半~奈良時代のもので、十六葉細単弁蓮華文軒丸瓦(じゅうろくようさいたんべんれんげもんのきまるがわら)は香川県木田郡三木町(きたぐんみきちょう)の上高岡廃寺(かみたかおかはいじ)、同県さぬき市寒川町(さんがわちょう)の極楽寺跡(ごくらくじあと)、徳島県美馬市(みまし)の郡里廃寺(こうざとはいじ)から出土した瓦と同じ木型で作られたことが確認されている。出土した瓦のうち、軒丸瓦と軒平瓦(のきひらがわら)の計15点の遺物が町の文化財に指定された。
 讃岐の古代寺院の変遷(へんせん)を考える上で、欠かすことができない貴重な遺物である。

立薬師(弘安寺廃寺)


佐岡遺跡出土銅剣(さおかいせきしゅつどどうけん)


まんのう町指定有形文化財(考古資料)

出土地:まんのう町長尾(ながお)
指定年月日:平成29年11月28日

 昭和24年9月、長尾の岩谷池(いわたにいけ)余水吐(よすいばけ)下より銅剣2本が出土した。
 いずれも突起(とっき)が棘状(とげじょう)に発達した典型的な平形(ひらがた)Ⅱ式(にしき)銅剣である。平形Ⅱ式銅剣を保有する集団の県最奥部にあたる。
 青銅器(せいどうき)を保有して祭祀(さいし)を行った集団の広がりが強く推察され、香川県の弥生時代の変遷(へんせん)を考える上で、欠かすことのできない重要な遺物である。


佐岡遺跡


三島神社湯立神楽(みしまじんじゃゆたてかぐら)



まんのう町指定無形民俗文化財

伝承地:まんのう町長尾(ながお)
指定年月日:平成18年3月13日

 毎年10~11月の三島神社秋祭の宵宮(よいみや)において湯立神事の際に奉納される神楽である。
 拝殿(はいでん)の前に湯棚(ゆだな)を設けて諸神を祀り、様々な神楽が奉納された後、御祭神、諸神、宮司の順に湯につかり、その湯は青笹の葉で参拝者に振舞われる。
 湯立神事と伊勢流の神楽と火渡りの神事が一体化している点に特徴がある。  

三島神社



生間(いかま)のイスノキ


まんのう町指定天然記念物

所在地:まんのう町生間
指定年月日:平成24年2月29日

 幹の太さは約2m、枝の繁った広さは約3.5m。樹齢は200年以上と推定され、静かな山里にどっしりとした、たたずまいをもつ。
 元より、瀬戸内海沿岸ではあまり多くないこともあり、これほどまっすぐ伸びたイスノキの大木は、県内では他に類を見ない。



山脇、香川家(やまわき、かがわけ)のツバキ



まんのう町指定天然記念物

所在地:まんのう町山脇(やまわき)
指定年月日:平成24年2月29日

 戦国時代末期、讃岐天霧(あまぎり)城主一族が、この地に住み着き植えたと、言い伝えられる老木。幹の太さは約2m、高さは約3m。
 一般的に「五色八重散椿(ごしきやえちりつばき)」と呼ばれる種類の木で、4月初めには、白から真紅までの、様々な色合いの美しい花が、山里を彩る。



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