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香川県指定天然記念物
〈所在地〉まんのう町川東(かわひがし)
〈所有者〉杉王神社
〈指定年月日〉昭和46年4月30日
まんのう町の東南端地域に位置する杉王神社。その境内には一目では見上げることも出来ない程の大杉がそびえている。この大杉は高さ約50m、幹の太さは約9.2mあり県下最大の杉とみられ、樹齢は800年以上と考えられている。
杉王神社のある場所は、国道438号線の三頭トンネル入り口から左へ旧道をおよそ2kmほど進んだ、土器川の支流明神川(みょうじんがわ)沿いの旧川奥(かわおく)小学校跡地の横で、川奥地区の中心地にあたる。
大杉は幹の部分が空洞になっていて昔は子どもたちがこの中に入って遊んでいた。現在は木の根元をかさ上げして囲いをしており、中に入る事はできない。川奥地区の数々の歴史を静かに見守ってきた大杉。地域は高齢化で寂しくなってきたが、大杉の樹勢はまだまだ旺盛で、川奥の主として、いまだにその偉容を誇っている。