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まんのう町指定有形文化財(建造物)
〈所在地〉まんのう町勝浦(かつうら)
〈指定年月日〉平成18年2月10日
旧阿波街道沿いに建つ素朴な茶堂(ちゃどう)である。粉ひき地蔵が安置され、街道を行き交う金比羅(こんぴら)参りの旅人が休んだ。
茶堂は二間四方(ふたましほう)で正面に地蔵を祀り三方は吹き抜けである。屋根は茅葺(かやぶき)の入母屋造(いりもやづくり)である。現在の茶堂は明治初め頃の再建で、江戸時代末期の古い様式を残している。
平成30年、地元の下福家(しもぶけ)自治会によって屋根の修理(差し茅)が行なわれ、建築当時と同じ姿を保っている。