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モザイクガラス玉
まんのう町指定有形文化財(考古資料)
〈出土地〉まんのう町羽間(はざま)
〈指定年月日〉平成19年11月30日
安造田東3号墳は7世紀初頭に造られた円墳(えんぷん)である。
平成2年に行われた発掘調査の結果、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)付近より、県内では珍しい子持ち高坏(こもちたかつき)、台付三連壺(だいつきさんれんこ)を含む70点にも及ぶ須恵器(すえき)や、鉄製馬具(てつせいばぐ)、鉄器(てっき)、ガラス製品など多彩な副葬品(ふくそうひん)が出土した。そのうち特に重要な108点の遺物が町の文化財に指定された。
中でも最大径1.45cmのモザイクガラス玉は、2世紀ごろの西アジア(ササン朝ペルシャの領域)産と考えられ、国内では他に出土例は確認されていない。
安造田東3号墳遺物モザイク玉 リーフレット[PDFファイル/766KB]
安造田東3号墳