本文
まんのう町指定有形文化財(建造物)
〈所在地〉まんのう町炭所東(すみしょひがし)
〈指定年月日〉平成22年11月30日
鎌倉時代後期の石塔(せきとう)。凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)製で、第10層までが山門(さんもん)前の通路東側に立ち、第12・13層とみられる部材が境内にある。塔身には東面に種字(しゅじ、仏を表す梵字)が刻まれている。
香川県内に現存するこの時代の十三重塔は白峰寺(しろみねじ)の3基と金剛寺の1基のみである。同じく町の有形文化財に指定されている金剛寺遺物の経筒(きょうづつ)等とともにこの時代の仏教文化を知る上で貴重な遺物である。