農薬は周りに配慮して正しく使いましょう！

1．農薬使用者は農薬を正しく使用・保管管理しましょう。
・農薬使用基準（適用作物､使用量・希釈倍数、使用時期、使用回数）を守りましょう。
・薬液は使い切る量を調整し、残液や洗浄液を河川等に流入させないようにしましょう。
・散布時は体調を整え、マスクや手袋を着用する等適切な服装で散布しましょう。
・農薬は食品等他のものと分けて保管し、容器の移し替えはしないようにしましょう。

2．圃場の周辺に作物が栽培されている場合は、次の確認をしましょう。
・周辺作物の栽培者と連携を図りましょう。
・散布予定の農薬が周辺の作物にどのような基準が設定されているかを確認しましょう。
・周辺作物の収穫時期がいつになるかを確認しましょう。

3．農薬の飛散を減らすため、散布時の基本的事項を励行しましょう。
・農薬散布の方向や位置に注意しましょう。
・適切なノズルを用いて、適正な圧力で適正な量を散布しましょう。
・農薬散布は、風の弱いときに、風向きに注意して実施しましょう。

4．住宅地周辺で農薬を使用する場合には、特に周辺に配慮して防除を実施しましょう。
・粒剤などの飛散の少ない農薬を活用するとともに、飛散防止対策を立てましょう。
・事前に周辺住民の方に散布を知らせる等、情報共有をしましょう。

5．作物ごとに土壌消毒、種子消毒から収穫までの防除記録をつけましょう。また、苗の期間に防除を行った場合も、忘れずに記録しましょう。

6．農薬を販売するときには、登録のある農薬を扱うとともに、購入者が適正に使用するよう正しく説明しましょう。